こんにちは!ユウタです。
今回は取引戦略を立てる際に重要となる、オリジナルのテクニック、『トレードサイトグラフ(TSG)』についてご紹介したいと思います。
このグラフは、私が株を学び始め、テストトレードを繰り返していたころに作り上げたものです。
『10年勝ち続けるには最低でも過去10年の値動きすべてに対応できなくては』と考え、毎日3年分、単一銘柄の取引をシミュレーションしていました。
そのとき、高値安値といった値動きの大小は毎年異なるけれども、勝ちパターンとなるポジションの配置は年によって変わらず、その配置が値動きのどこで構築できるのか正確に測る大切さに気が付きました。
それから、戦い方はルーチンワークのように繰り返すことにし、その戦い方をさせてもらえる値動きかどうかをじっくり見るようになりました。
戦略を正しく振り返るための戦術ノートの付け方がわからない方は、この記事で勝ちトレーダーがどのように取引を記録し、見ているのかを参考にしていただければと思います。
■取引する銘柄の年間最大変動幅を知っておく
私が取引している国際石油開発帝石(1605)の年間ボラティリティは10年間の平均値で、約35%です。
※推奨銘柄の正確なボラティリティは別の記事で紹介したいと思います。※
高値から安値までの範囲をあらかじめ知っておくことで、アプリでチャートを見た時のような狭い視点ではなく、高いところから見下ろす鳥の目のように広い視野で値動きを冷静に見ることができます。
しかし、この高値、安値は必ずそこで止まるというわけではないので、あくまで複数ポジションに分けて取引していく中での目安の値段として活用するということを忘れないでください。
■TSGの柱となる中心価格の計算
トレードサイトグラフの目的はあくまで戦略を練る上での価格帯を目に見えるようにするためのもので、予想を当てるために使うものではないということです。
まずグラフを作成するには、ヤフーファイナンスなどで推奨銘柄の条件を満たしているか確認します。
その後、取引を行う日から逆算して、過去6か月間の高値と安値をそれぞれ調べます。
その高値と安値を足して2で割ったものが中心価格になります。
さらにボラティリティが35%の場合は上げ17.5%、下げ17.5%なので、
中心価格に×1.175をすると高値目安、中心価格に×0.825をすると安値目安となります。
高値目安と安値目安はあくまで目安で、この値段で必ず止まるわけではなく、『最低でもここまでは行く可能性があるから、焦らずに値幅を広げて仕掛けよう。』と冷静に見送りをはさみながら動くために使います。
月ごとにこの計算して高さを見ながら取引を進めることで、小動きを取るべきかまたまた伸ばしてとるのか、さらにはエントリーでリスクを取りに行っていい状況なのかを判断します。
■TSGを使った取引戦略~最新の国際帝石株価とグラフの比較
【国際帝石(1605)の日足】
【国際帝石(1605)のTSG】
サイトグラフの効果は簡単に言えば、【週足と同じように広い範囲を見ながら日足ベースでの1日1回の取引がしやすくなる。】ことです。
これによって狭い範囲の値動きに目を奪われずにポジション間の距離を正確に把握することができるようになります。
実際の使い方としては、紫の線が先ほどの計算で出した中心価格なので、この線より高い位置では『買いは残さず、売りは伸ばす』また、この線より低い位置では『買いは伸ばして、売りは残さず』を意識して適当に売買するだけである程度利益が出てしまいます。
利益を伸ばそうとする場合も、焦って決済して薄利にならないように一種の基準を設けることができます。
下の赤いバーで表示された下値目安に接近してから、紫の中心価格に戻る流れに沿った形で安全に買いポジションの利益を伸ばすことができるのです。
実際、教えている生徒さんの平均でも年利+60%程度(元金100万円に対して、+60万円)の利益が取れるという結果が出ているため、再現性はかなり高いといえます。
指導にあたり、価格帯ごとに『利益の取り方』をあらかじめ伝えておくことで、私の判断基準をそのまま初心者の方に伝えることができています。
これは伝達情報の約8割が視覚からなので、言葉で説明ではなく、視覚共有して自分の置かれている状況を正確にこちら側へ伝える媒体としての機能を果たしています。
このグラフを介してやるべきことを明確にすることで間違った解釈が起こらずに短期間で課題解決と手法習得ができるというわけです。
■本日のおまとめ3カ条
- 視野を広げて値動きを冷静に見る
- 中心価格を基準に自分がいる高さを把握する
- 視覚共有によって学習効果が高まる
今の生活に少しでもモヤモヤしたものがあるのであれば、
リミットある大切な時間を無駄にしないためにも、
今すぐにスタートすることをオススメします!
少しでも投資って楽しそうと思って頂けたら非常に嬉しく思います(^o^)
記事やコンテンツ内容を通して、
投資やトレードに関するご質問・ご相談などがありましたら
お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡頂ければと思います。
それでは改めて、長い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。
引き続き私のブログコンテンツをお楽しみください。
まとめにも書かれていますが、みんなが同じものを見て考えることって大事だと思います。
名前も顔も知らない方々と一緒に成功したいと思います。
サトウ 様
コメントありがとうございます。
誰でもできる大雑把なルールだと人ごとに解釈が異なってしまうため、
この手法では細かい部分まで言及しています。
習得に数か月ほど練習を要しますが、
その後はだれがやっても同じ判断で利益を増やし続けられるようになりますので、
仲間内で話していても『そうだよね~』と共感する部分が多くなっていくかと思います。
孤独を感じてトレードで悩んでいるのであれば、今後はこちらでもコミュニティーを運営したいと思いますので、
ご参加いただければ幸いです。
こんにちは〜いつも楽しみに、拝見させていただいてます。12月21日今日の暴落には、どう対処すべきなのか、わかりません。オリックスをしてますが、毎日安値が更新されています。やはり、ポジションバランスで戦うのでしょうか?
アリス 様
コメントありがとうございます。
個別ポジションに関する言及は法律上、禁止されていますのであくまでケーススタディとしてお伝えさせていただきます。
高値に買いを残してしまった場合は値動きが落ち着いてから小動き決済を繰り返して利益を取ってからロスカットします。
下記記事でかつてリカバリーしていた時の方法を載せていますので参考まで~
>株の暴落を利益に変えるには【株基礎04】
https://byousokutoushi.com/kabukiso04-710
暴落しきってからバランスを意識して最安値圏で売りをもった場合、
反転した際にポジションが取り残されます。
ですので、値動きの中間圏では何もせず、優位性ある値段に動いてからエントリーしてください。
『いつ買ってもよくないし、いつ売ってもよくない』です。