こんにちは。ユウタです。
『9割が負けている』と言われる投資の世界には、方向性の異なる投資手法がたくさんあって、学び始めはどれを選んでいいのか迷っているうちに時間だけが過ぎていきます。
本来は一度身に着けてしまえば他にやることがないくらい非常にシンプルなものですが、難しそうなイメージを持つ方は多いと思います。
この記事では、投資に興味を持ち始めて勉強を始めてみたもののうまくいっていない。そんなあなたに、金融教育の本質をご紹介させていただきたいと思います。
■投資教育が普及しないその理由
なぜ金融・投資における教育が普及しないのか。その理由のひとつは学習環境の不備によって生まれるメンタルブロックにあります。
私たちが子供だった頃は小学校から中学校に上がる際に、英語学習が突如として現れその猛威を振るいます。
『勉強させられる教科が増えるのやだな~』という拒否感を持ちはしますが、すぐに新しい環境に合わせなくてはいけないため、単語の練習をしてみたり、カタカナ発音をしてみたりと勉強方法がよくわからないまま試行錯誤して進めた経験を持つ方が多いと思います。
かくいう私も英語だけは学習に苦労し、中学校1年生のころはテストで80点以上取ったことがありませんでした。※それでも後に学年トップ取れます。※
時間をかけて勉強した努力とは裏腹に成績は大暴落!目標を設定する間もなく、勉強する意味もよくわからないままだから長続きするわけがなく、
”友達と遊びたい”、”小学校のころはもっと楽だった”という目先の利益を優先してしまうのです。
さらに恐ろしいことに、投資学習では、この勉強方法のわからなさに加えて、さらに多様な手法があるという逃げ道が存在するします。
少し手法をかじってダメであればまた自分に合った手法を探す。それを繰り返すことで『ノウハウコレクター』と言われるゾンビになって相場の世界を彷徨い続けます。
また、それに加えて労働して収入を得ることに美徳があって、お金儲けの話をするのがタブーという、昭和の時代から受け継がれる時代遅れの価値観が日本にはいまだ根付いていることも挙げられます。
私も就職氷河期を経験し、周囲の人間が自分に合っていない会社へ就職していく光景を目の当たりにしてきました。
『いい大学へ行って、大企業に勤めて一生を終える。それができなきゃ人生終わり。』と言えるくらい思考を放棄して会社説明会に群がる様はまさにゾンビ。
激戦の就活戦線をその場しのぎの”人形”となって切り抜けても、1日の大半を過ごす労働環境にさらされるうちに隠していた本心が顔を出し始めます。
その結果、入社3年以内に新入社員の約半数が辞めてしまいまた食べていくためだけに新たな職を探すという負の連鎖が続きます。
この逃げ道の存在と時代遅れの道徳観の相乗効果によって、ゾンビが量産されてゆくのです。
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■投資に必要なのは知識ではなく知恵~
実は、アメリカでは『金融マインドは子ども時代に培わないと手遅れになる』という考えがあって、シカゴでは小学生から株や債券の授業があります。
日本では、義務教育の中ではお金の教養を教えることはなく、自分の親からしか学ぶ機会がないのが現状です。
ある程度興味がある人は、大学などで進んで学びますがそれはごく少数の話で、社会人になってお金を稼ぐようになり、お金を扱う経験が増えてから学び始める方が大半を占めます。
住宅ローンやマイカーローン、生命保険や積立といった身近な金融商品にかかわることでお金の仕組みや投資に自然と意識が向き始めます。
そこで、株に興味をもって思い立った日に最寄りの書店にて投資関連の書籍を購入。
そこに書かれている知識を吸収しようとしますが、専門用語の多さが敷居を高くしていることもあって、かつての英語学習のようにアレルギーを示す方が多くなってしまうのです。
しかし、投資の専門用語が出てきたときにアレルギーのように感じてしまうのであれば、最初に専門用語などを全く覚える必要はまったく必要ありません。
知識が豊富な方でも、長年銘柄を分析している方でも、勝てていない人はたくさんいます。むしろ余計な知識が足かせとなって取引に変な癖がついてしまっている方も数多く診てきました。
専門的な知識をたくさん得ているから勝てるものではなく、得た知識を整理しなおして、必要に応じて引き出せる”知恵”になっているから勝てるようになるです。
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■耳をすませば~相場全体の流れを見わたす
正直なところ私たち勝ち組トレーダーは、RER/ROEなどの数字がどうであるとか、特定の経済指標がこうなっているから、という理由で目に見える情報だけを頼りに売買はしていないのです。
『相場の動きに合わせて自分の動き方が決まる』ということを常日頃から頭の片隅に置いています。
世界で5本の指に入る億万長者で投資家のウォーレンバフェット氏は、事業成長の将来性に対してビジネスの原理原則をもとに判断を下していると著書で述べています。
長期投資においては、株価が上がりそう下がりそうではなく将来性にお金を投資している。そこでお金が循環する流れを見ているということです。
※ビジネスの原理原則を紐解くと…
1.粗利が低い事業には投資しない
2.企業努力をしても成長速度が限られている場合は投資対象にならない
3.会社を引っ張る経営陣に将来性があるのか
4.人口ボーナスの恩恵の受けられる市場でシェアがあるか
また、短期的な目線から見ても、お金の循環と同じように、相場の波は一定の周期で上げ下げを繰り返すため、数週間に1回の中で上げすぎたところを売る。下げすぎたところを買うといった値動きの癖に合わせて戦略を立てることができます。
しかし、習慣的に値動きを見る経験をする前に、知識を身に着けて、『こういった取引があるのか!』と知ってしまうと、人間試したくなるものです。
投資初心者は自分のやりたい取引を所かまわず、感情に引っ張られてやってしまうため、相場の動きに合わせて動くことができていないのです。
相場にもいくつかタイプがあり、波を一定の範囲で繰り返すボックス相場と、一方向に動き続けるトレンド相場があります。
小動きのボックスでは下がったら安い値段で買い、上がったら売るを繰り返すのがベストですが、値動きの大きいトレンド相場では下がったら安値を更新して下げ続けるために、ボックス相場の戦い方で買い下がると無限に含み損を拡大させることになります。
つまり、特性が真逆の相場では取引の正解も真逆になるため、値動きに合わせて戦い方を使い分ける必要があるのです。
農業に例えるとわかりやすく、この2つはアイダホの芋畑(平地)とインドネシアの棚田(斜面)くらい違います。
広大なアメリカの大地にプロペラ機でトウモロコシの種を撒くことと、水田に手で稲を植えるのとは全く別の規模であると自覚することから始まります。
稲は水田に植えなくてはいけないのに 畑に植えても成長しません。
種に合った土壌を選ぶのと同じく、自分に合った取引戦略(手法)と値動き(銘柄)が選べるようになることが大切だといえます。
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■本日のおまとめ3カ条
・投資の勉強を始めるには古い価値観を外すこと
・お金を管理する習慣が投資家の考える力を育てる
・どんな土壌(銘柄)でどんな種(手法)が生きるかが重要
今の生活に少しでもモヤモヤしたものがあるのであれば、リミットある大切な時間を無駄にしないためにも、今スタートすることをオススメします!
少しでも投資って楽しそうと思って頂けたら非常に嬉しく思います(^o^)
記事やコンテンツ内容を通して、投資やトレードに関するご質問・ご相談などがありましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡頂ければと思います。
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それでは改めて、長い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。
ぜひ、引き続き私のブログコンテンツをお楽しみください。
参考になりました。
次回も楽しみにしてます。
お金の話をするのはいやしい、という奇妙な伝統がありますね。お金に対する正しい知識をつけることと守銭奴になることとは全く別物だと思いますが、お金をたくさん持っていること=偉いこと(素晴らしいこと)という図式が成り立ちやすいのも、また確かなことです。車に例えると、フェラーリがすべてにおいてほかの車を凌駕しているわけではなく、ちょっと買い物に行くのにはフィットくらいのほうがよっぽど理にかなっています。正しい運転の仕方を知らないとフェラーリのパワーに振り回されて事故を起こしやすいことはよく知られていますが、投資も正しい手法を知って、適正な資金管理のできる範囲で実績を上げていくことが、お金に振り回されない、最も幸福な人生の過ごし方だと思います。今後の記事に期待します。