こんにちは、ユウタです。
この記事では、相場の流れがわからずに『高値だから下がるに違いない。』と思い込んでその後のストップ高で大きな損を出してしまった。
また、大きい流れが持続していたにもかかわらず、すぐに利益決済してしまい、もう少し我慢できていれば大きい利益が手に入ったのにと、歯がゆい思いをした方に読んでいただきたい内容となっております。
あなたは、『トレンドライン』と呼ばれるテクニカル指標を知っていますでしょうか?
数あるテクニカル分析の手法の中でも最も“ダマシ”が少なく、株式投資初心者の方でも目に見えて使いやすいため、売買判断の再現性が最も高い手法です。
特に『いつ買ったらいいか、いつ売ったらいいかエントリーポイントがわからない。』また『利益が伸びているけど、いつ決済したらいいか出口戦略が決められない。』という方には必須のテクニックといえます。
思うように取引のパフォーマンスが上がらない人ほど、自分の思惑だけで判断して買いたいときに買ってしまいます。その結果、比較的値動きの少ない時期に1か所にポジションを固めてしまうことで身動きが取れなくなります。このような状況を3,000人の指導の中で診てきました。
※9割は好きな銘柄買って競馬みたいに応援してます。損した銘柄でも勝てるようになったら本物です。※
トレンドラインを使いこなし、相場と【あっち向いてホイ】するくらいの感覚になれば、楽しみと余裕をもって取引に参加することができます。
■値動きが生まれる理由と群衆心理
景気が良く、企業の業績が良いと株価も上がりますが、その業績発表は4半期(3か月)に一度しかありません。しかし株価は毎日上げ下げを繰り返します。
その値動きの要因となるのが、『群集心理』といわれるものになります。
・今まで安値圏にとどまっていたけど業績が予想を大幅に上回っているから今後は期待できそうなので買いだ。
・過去に同じような値動きでこの1500円を超えてきているからまだ上がありそうだし、買ってみよう!
・決算発表直前で役員の不祥事が発覚した。株価がどうなるかわからないから手放したい。とりあえず売っておこう。
このように多くの人が『買ってみよう』と思うから株価が上がり、『早く売らないと』と思うから暴落のような急激な株価の下げが起きたりします。
農業と同じイメージで、例えば、米が凶作だと市場に出回る数はもちろん減ります。
そこでコメが足りないという報道が流れると、食に不可欠なお米を蓄えようとして、ただでさえ少ないものを買い占める動きが出てきます。
つまりは金融も農業も価値というものは需要と供給のバランスで成り立つものだということがわかります。
■群集心理の可視化~それがトレンドライン
株の値動きというものは大きく分けて【上昇・横ばい・下降】の3つの向きに分類できます。この値動きは群集心理で決まるため、動く値幅が大きい時ほど多数決の片方にバランスが偏って急な値動きとなります。
A)上昇トレンド
上昇トレンドとは株価が上向きの状態を指します。
例をあげると、6か月間の安値圏で小幅な値動きだったものが、大きく上げてきた。その後、前回の安値に届かずに再度上昇したというケースです。
上の図では2,000円前半から急激な上げの後、2,323円と2,509円で反発して3,000円にかけて右肩上がりで上昇しています。
このときは下がらずに安心感があるから、より多くの人が割安だなと感じる値段で買いを入れるため、買い優勢になって価格が上がります。
その後短期的には利益確定が入り一時的に下げが入りますが、まだ上がると思って売らずにキープするほうが多いために市場に出回る株数は少なくなり価格が思いのほか下がらなくなります。
この繰り返しで波を描きながら株価は上昇を繰り返し、上昇トレンドとなります。
この上げのケースでは買い戻しの際にロウソク足に下ヒゲが出ますので、初動の2本のひげを直線で結んだものがトレンドラインとなります。
B)横ばい(ボックス)
横ばいとは株価の動きに上下への方向感がなく、狭い値幅での動きが継続することを指し、別名【保ち合い(もちあい)】と呼ばれます。
また、値幅は大きくて一定期間の下げ止まりポイントと上げどまりポイントが変わらずに一定の価格帯を往復する状態を【ボックス相場】または【レンジ相場】といいます。
上の図では1,900円から1,700円のおよそ200円の間に価格が収まっています。
同じポイントで下げ止まったことが数回確認できているケースでは、市場参加者がここらが割安で下げ止まりそうだなと考えるため、割安感から買いが入り反発しやすいといえます。
C)下降トレンド
下降トレンドは先ほどの上昇トレンドは逆で株価が下向きの状態を指します。
そのため、上げどまって高値が切り下がっていくポイント同士を結んで引きます。
上の図では5,000円から4,000にかけて緩やかな下げが続きますが、その後、下げのトレンドラインを越えてからそこへ戻ることなく上昇へと切り替わっています。
■トレンドライン以外の転換点
トレンドラインは株の値動きの方向性をわかりやすくするために使用しましたが、それ以外にも人の心理が動きやすい場所がいくつかあります。
トレンドラインと併用することで値動きのストーリーが見やすくなるためこちらもしっかりと押さえておきましょう!
A)レジスタンスライン(上値抵抗線)
市場に参入している投資家の大半が、取引アプリまたはチャートソフトによって直近の株価の値動きをよく観察しています。
特に『直近の高値』というのはそのポイントから一回押し返されているという事実があるため、そこで再度反落するのか、今度は超えてくるのかと様々な思惑で多くの人が注目しています。
直近高値では現物株を売りたいと考えている人が多いため、超えられなかった場合は反落し、何度も同じ高値で跳ね返されることになります。この直近高値を水平線で結んだものを
【上値抵抗線(レジスタンスライン)】と呼びます。
上の図では2,009円にレジスタンスラインがあって4回ほど超えられずに跳ね返されています。
この抵抗線が意識されて買いの決済注文や信用取引の空売りが集中しますので、
株価が上がっていく動きが押し返されることが多いです。
裏を返すと、利益確定や空売りが入ってしまう前回高値を大きく超えた場合は、買いが強いと見られ上昇が加速して株価はどんどん上がります。
前回の高値だから必ず下がるわけではなく、売買が積極的に行われる場所でどっちに大きく動くのか需給バランスを見ることが大切だといえます。
B) サポートライン(下値支持線)
直近高値とは逆に、直近安値も同じように注目されます。
直近安値から引いた横の線を【下値支持線(サポートライン)】といいます。
割安感から現物株の買い戻しが入り、下値に買い注文が入るためそれ以上株価が下がらないように下支えされている状態といえます。
1770円がサポートラインとして機能していましたが、そこを割ってしまった場合は、今度はレジスタンスラインとして意識されることが多いです。
上げになった際に同じ1770円のラインが今度は上値を抑えるポイントになってきます。
C)節目の値段(切りのいい値段)
大多数の人が中途半端な数字ではなくきれいな数字を好んで基準にします。
例をあげると、直近高値やトレンドラインから離れすぎていた場合、何もせずに待つことが機会損失になるため短期売買中心の方は『2000円をさらに超えたら買いを追加しよう』と考えます。
『1998.5円で買いを持とう』その時に発注する数字を事細かに計算する人はまず少数派だと思います。
実際板を見ても切れのいい数字に入っている注文数が多いことからも前回高値、前回安値とは別に抵抗線や支持線と同じように需給バランスの壁になりやすいといえます。
上の図では高値圏から3,000円を大きく割った瞬間に下降トレンドとなり、同様に2,000円を割った際も大きく下げています。
D)転換点の収束:サブトレンドラインによる三角保ち合い
トレンドが発生しているときに、利益確定が一部入るため、短期的には逆向きのトレンドラインが形成されます。
このトレンドラインとサブトレンドラインで作られる三角形を見て、サブトレンドラインを上放れした場合は上昇が継続、トレンドラインを下放れした場合は上昇が止まりボックス相場または下降トレンドのどちらかへと移行します。
■トレンドラインとボラティリティを用いた売買判断
方向感が見えることでできるようになってくる戦略にもいくつか種類があります。トレンドラインと年間ボラティリティ(年間最大変動幅)を加えて、実際に私が取引で使っている動き方を以下にまとめました。
※ここではSBI証券の取引アプリの画面を撮影したものを使用してます。※
A)安値圏からの“順張り買”戦略(難易度☆)
- 半年間のボラティリティを見て割安だった場合
- 最安値を付けてから次の下げが安値よりも高値だった場合
- 下げのトレンドラインを上放れしている場合
1100円台から1200円台は緩やかな値動きで下値が徐々に切りあがって相場が上向き始める。
加えて、年間ボラティリティから見て低い価格帯であるため、積極的に買いポジションを持っていきたいところ。
B)中間圏での増し玉(難易度☆☆☆)
- 半年間のボラティリティを見て割安だった場合
- 利益の乗った買いポジションを保有している場合
思惑が当たれば利益が二倍伸び、もし外れても利益の乗ったほうだけ決済してその後の動きに合わせて選択肢が増えます。
しかし現物株で全力エントリーロスカットで慣れている方だと、どうしても高値で買いを入れる感覚になるため、少し抵抗感があってなかなかできないかもしれません。
1260円の前回高値であるレジスタンスラインを大きい値幅(窓開け)で超えてきているため上げの勢いが強い。上値余地のまだある中間圏かつ上向きだから買いでエントリーしてよい。
C)中間圏での両建て戦略(難易度☆☆)
- 中間圏で上にも下にも行く可能性がある
- トレンドがいったんは落ち着きボックス相場に変わったとき
年によっても異なりますが、大きなトレンドが出る期間は年間の3割程度で残りは小動きボックスとなります。
そのため、最も利益の伸びる時期を狙うだけでなく、この小銭を拾う作業がなかなか馬鹿にならない金額の利益をもたらします。
D)高値圏からの“逆張り売”戦略(難易度☆☆)
- 半年間のボラティリティを見て割高だった場合
- 最高値を付けてから次の上げで高値を更新せずに下げた場合
- 上げのトレンドラインを下抜けした場合
現物の場合はすでに利益の乗っている買い決済するか見送りになりますが、信用取引の場合は新規売り(空売り)で下げを取ることができます。信用取引ならではの動き方です。
E)高値圏での反落売り連打(難易度☆☆☆☆)
- 半年間のボラティリティを見て割高だった場合
- 安値圏に利益の大きく乗ったポジションを保有している
- 最高値を付けた後、大きな値幅反落して下降トレンドに入った
※年間ボラティリティ30%の銘柄では、その3分の1にあたる10%以上の利益が乗った場合、大きな含み益としています。※
通常ですと取れないリスクのようにも見えますが、大きな含み益の乗った買いポジションを持っていることで、もし思惑と反対に行っても買いの利益で売り2個分の損を消すことができます。
不利な状況下になってもポジションを緊急避難させる出口戦略があるため、攻めることができるのです。
目先の利益を我慢して、有利な状況を作ってからでないと取れない戦略ですが、思惑が当たったときは月利20%超えと凄まじい利益を出します。
優位性のある取引とは、ローリスクしか取らずにリターンの高い取引を行うことを言います。
しかし、難易度が上がるほどに特定の条件を満たしていることが必要になりますが、相場の向きさえ間違えなければそれほどまでにひどい状況にはならないので、しっかりとトレンドラインが見えるように繰り返し練習してみましょう。
株取引で使用していた戦略の5つを例として紹介させていただきましたが、メルマガではより簡単に利益を出すポイントを紹介していますので、併せてご覧いただければ幸いです。
■本日のおまとめ3カ条
- 方向感は3種類【上昇トレンド】【ボックス】【下降トレンド】
- トレンド以外に【上値抵抗線】【下値支持線】【切れのいい価格】も見る
- 方向感と年間最大変動幅を見ることで優位性のある取引が可能
今の生活に少しでもモヤモヤしたものがあるのであれば、リミットある大切な時間を無駄にしないためにも、今スタートすることをオススメします!
少しでも投資って楽しそうと思って頂けたら非常に嬉しく思います(^o^)
記事やコンテンツ内容を通して、投資やトレードに関するご質問・ご相談などがありましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡頂ければと思います。
それでは改めて、長い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。
引き続き私のブログコンテンツをお楽しみください。
今回は、『群衆心理』の結果がこうした値動きを
彩っていくという、学びですね。
それで、40年ほど前の記憶が蘇りましたよ。
当時、父が株取引をしていて、毎晩手書きで
チャートを作ってましたね。
現在は超便利になったし、さらにここで
指導もして頂けるし、有り難いことです‼︎
KIKUKO 様
コメントありがとうございます。
相場が始まった当初の人は毎日記録を紙に書き続け、大変な思いをされたことでしょう。
現代はだれしもスマートフォンを持ち、情報には恵まれた時代になりました。
情報格差生まれにくくなったからこそ、先に動いて準備して人が勝ち組になります。
このブログでは、情報を整理してお届けしますので、隙間時間でも活用していただければ幸いです。
期待が大きい分だけ反対に動いた時の裏切られた感も大きいですよね
その個々の思いの集合体が波を作り、大きくしていると思いました。
如何にチャートを俯瞰できるか。
そのための建玉技術だと思います!
サトウ 様
コメントありがとうございます。
流れが見れているだけで、利益の取る効率は上がっていきますので、
大きな流れに逆らわないことを覚えているだけで、甘い蜜をすすり続けることができるわけです。
長い目で相場を見ることが大切ですね!
私の買い方は、まさに大衆心理だなぁと感じました。以前、米不足の時たくさんお米買ったの思い出す(^_^;)教えていただいたトレンドライン、忘れずに頑張ります!
ミルク 様
コメントありがとうございます。
日本米が買えない状況で、初めてタイ米に出会って東南アジア料理が好きになることもありますから、
経験も受け止め方、解釈の仕方次第といえますね~