こんにちは、ユウタです。
この記事は、最初の投資対象として、仮想通貨やFXが適さないのかを解説したものとなっています。
元本をまず守り切ることのできないトレーダーは、その先、何十年も生き残ることはできません。
ここでは新興市場やFXなどのハイレバの世界が持つ見えないリスクを具体例を示してご紹介します。
■ハイリスクを奨める投資系情報商材の実体
残念なことに、現在の投資案件は大部分が『誰でも簡単に』『インストールするだけ』『何倍にも跳ね上がる』など、都合の悪いことを隠したり、誇張表現するのが当たり前の世界になってしまっています。
会社として売り上げを上げなきゃいけないのはわかるんですが、そのツケが最初にお客さんに行くという始末。
当然、早く苦境から逃れたい人たちは、それらの広告を目にして藁にもすがる思いでその商品を購入しますが、その後商品を使ってみて、セールスの謳い文句と中身とのギャップに『騙された』と感じてしまうのです。
実際私もかつてスクールのサポートをしていた際に、
『“1日数分で誰でも簡単に”と言われて入学したのにこんなに勉強が必要なんですか?』
って聞かれどんな売り方してんだ!?とセールスチームとバトルしてました。
※当時はお客さんにも『トレード舐めてんのか!?』と突っ込み入れ、トレーニング方法やメンタルケアなど勝てるまでフィードバックさせていただきました。※
裁量で取引をするということは自分の判断基準と思考力を要するので、頭に入れた知識を実際に引きだすアウトプットの練習を必要とします。
【情報を・買って満足・利益なし】
学校の英語の参考書に目を通しただけで次の日から英会話ができるようになるわけではないということです。
私は実践が始まった今でも、トレード技術を錆びさせないためにシミュレーションでトレーニングを続け、4年間で1300年分のテストトレードをしています。
※私たち投資を教える人間は、夢を見せるのではなく、夢までのプランを立ててあげる仕事だと思います。※
蓋然性のないものに手を出して短期的にはうまくいっても、その思惑が何度も当たって継続して利益を上げ続けることはできません。
連続でロスカットになるとその資金を一度にまとめて取り返そうとして、新興市場や先物、仮想通貨に流れていき最悪の結果を招きます。
■仮想通貨は新興市場のように思惑で乱高下する
勝ちトレーダー目線からすると、仮想通貨の盛り上がりは潤沢な資金があってなくしても納得できる一部であればよい投機対象。保有資金の大部分をを集中させるなら宝くじと一緒です。
昨今の仮想通貨市場が賑わっていますが、この流れも収束に近づいています。
一時は200万の高値を付けましたが、2018年11月現在では45万と4分の1以下になっています。
仮想通貨ICOは取引所を設立してから実際の値段が付きますが、現物化(現金化)するためには中国の人民元を仲介する必要があります。
先の仮想通貨の暴落の原因は、政府の介入を受けないといわれていた仮想通貨が事実上の出金規制を受け、実体のない仮想通貨への安全性に対し致命的な不安材料となりました。
実際、この値動きの荒さは、ネット取引が個人レベルで可能になった初期のFX市場でもよく起きていた現象です。
長年相場をやっている人であればこの動きは危険だとすぐに判断できますが、市場に参入したばかりの初心者は何が起きているのか理解できず、ただ茫然と見ているままになってしまいます。
今後も国家間での連携や法整備が整ってきた際に、これまでの実体のない上げで過大評価されていたメッキがはがれる可能性があります。
■株と回帰性の異なるFXは行ったら戻ってこない
基本的にスイングトレードは週~3か月程度で保有期間を設定し、取引を行います。
そのため株の信用取引は決済期限の6か月間を見越してトレード戦略を立てることになるのですが、ドル円などの為替の場合、高値圏から安値圏へ大きな値幅が動いた状態で悪材料が連発すると、株とは比較にならないほど流れが継続することになります。
2016年1月。当時は年間ボラティリティで高値圏の120円~125円に留まっていたドル円ですが、イギリスの国民投票によるEU離脱案が表面化してくると、まだ決定ではないにも関わらず不安材料としてとらえられたユーロおよびポンドが全面安となり、リスク回避の円買いが起きました。
※年間ボラティリティは年間で高値から安値までの最大変動幅のことです※
ユーロやポンドから円に流れるだけでなく、もともと割高だったドルも今後価値の上がる円に換える動きが急速に拡大し、通常一カ月かけて動く値幅が1日で大きく振り切ってしまうような値動きとなりました。
そこに追撃をかけるかの如く原油の暴落、日銀のマイナス金利導入といった不安材料が連発しため市場は大混乱し、8か月間もの長きにわたり強烈な下げトレンドが続きました。
その後、トランプ相場を迎えるまで高値圏に戻ってこずに、最終的には118円台までと最高値より7円も低い水準までしか戻らず、その後2年間は一度も120円の壁は超えていません。
つまり『利を伸ばすポジションは長期投資のつもりで絶対決済しない』、『値動きの往復回数が多いエリアはデイトレ』と全く違う種類の値動きを役割を分けて取引しなくてはいけないのです。
それに加えて株のレバレッジは3.3倍なのに対してFXは国内25倍、海外口座だと最大888倍となっており、リスクを跳ね上げる大きな要因といえます。
実際に動きうる最大幅とレバレッジをかけてみると資金に対しての影響力が見えるようになります。
この影響力こそが目に見えないてこの原理の正体です。
影響力が大きければ大きいほど資金を分割する必要性も出てくるため、ポジション管理の難易度はたちまち上がることになります。
ワイングラス程度ならジャンプすれば軽々飛び越えれますが、鍛えてない人だと高跳びで人の身長を飛び越えることは難しいのではないでしょうか。
飛び越える高さが怪獣のそれだったならば考えるまでもありませんね…。
私の取引実績にも掲載していますが、2017年および2018年のリアルトレードではFX(通貨ペアはドル円)で取引をしました。
海外口座を用いてレバレッジ400倍の資金管理で行いました。
同一口座でスキャル、デイトレ、半年スパンのスイングを同時並行する複雑なもので、ポジションを最大100個使います。
講師としての立場上、トレードの腕を見せるため限界までリスクを取りましたが、肉体的負担も大きいため、今後はこのような取引をすることはないでしょう。
■本日のおまとめ3カ条
- 情報商材は理想と現実の違いを見極める必要がある
- 仮想通貨は初期のFX同様値動きが荒くリスクが高い
- 回帰に時間のかかるFXは待てない初心者が手を出すものではない
今の生活に少しでもモヤモヤしたものがあるのであれば、リミットある大切な時間を無駄にしないためにも、今スタートすることをオススメします!
少しでも投資って楽しそうと思って頂けたら非常に嬉しく思います(^o^)
記事やコンテンツ内容を通して、投資やトレードに関するご質問・ご相談などがありましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡頂ければと思います。
それでは改めて、長い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。
引き続き私のブログコンテンツをお楽しみください。
う〜ん、FXと仮想通貨のリスクですね。
ホントに耳が痛いですよ( ; ; )
ご多分に漏れず、仮想通貨に関わって
その後、、塩漬け状態です。
それで、現在は株にシフトしてきたんです。
ここのサイトをよくマスターして、
災い転じて福としたいですね!
頑張りま〜〜す!!
KIKUKO 様
コメントありがとうございます。
仮想通貨は企業のための資金調達の方法になりつつあるため、クラウドファンディングのようなものとみていただければいいです。
資産をすべて突っ込んで、資金回収できないくらいなら、
私のこの手法で資金を回転させて安定収益を手にしてください!
レバの大きさの図でハイレバの恐ろしさが良く解りました。ワイングラスと恐竜を扱うのではあまりにも差がありますね。また、スキャル、デイトレ、スイングを同時口座で行うというのもトレーニングあっての技ですね。
森脇 様
コメントありがとうございます。
ワイグラスは手玉にとれますが、美脚モデルは手玉にとれるかは魅力を磨き続けた人にだけ許されるのかな?
ゴジラは見かけたら逃げてくださいといいたいところですが、逃げようと思ったときには手遅れになっているケースがほとんどです。
最初は小動きだけを取っていくだけでも十分利益は残るかと思います。
株をかじり始めて一年半、色々な商材に手を出しコレクターになりましたが、
その中でリスクが少なくスグに効果が出そうな商材が一つだけありました。
しかし、ユウタさんのコメントには、その商材をしのぐほどの説得力があります。
先ず株で安定的に利益を出せるようになったら、FXにもチャレンジしたいです。
ユウタさんのこのブログとメルマガ、今後の展開を楽しみにしております。
元気に頑張ってください!応援してます!!
Mick 様
コメントありがとうございます。
説得力。それは…失敗して起き上がってきたから言える言葉です。
わたしも最初からシンデレラのようにはドラマチックな展開にはなりませんでした。
泥臭い継続が一番力になるのに、なかなか最初は不安な気持ちが拭えないものです。
このブログではどこでコケて、どう起き上がったかがメインストーリーになるので、
しっかりと起き上がり方を学んでいただければ幸いです。
こんにちは。
投資歴は株で10年ちょっとですが、その間に、いくつかの投資商材にてを伸ばし、結局実にならずに今に至っています。
【情報を・買って満足・利益なし】というフレーズは、本当に実感致します。
教材を買っただけで、儲けた気になっていることの何て多い事か。
有益な情報商材に巡り合いたいものです。
これからも有益な情報宜しくお願い致します。
トーマス 様
私も最初に買った情報商材が二つとも不発で利益が出ず、
教える先生以外の生徒も勝っているという証拠を直接見せられる人からだけ教わるようになりました。
最初の50万の出費だけですんだのはまだマシだったと考えています。
毎度わかりやすい説明ありがとうございます。
次回も楽しみにしています。
Rabbit 様
コメントありがとうございます。
仮想通貨は国家間の干渉を受けずに手数料を少なくして資金移動ができるようにと開発されたはずですが、
皮肉なことに投機対象になってからは、ブローカーが手数料を抜くため、FXよりも高い手数料を払わなくては行けない状況になってます。
この仮想通貨バブルが落ち着いたあたりは、よりよい取引対象になる可能性もあるので、値動きの見極めをできるようになっておくとよいかと思います。
レバレッジの比較わかりやすく、なぜ株からなのかが、よくわかりました。ありがとうございます!
ミルク様
コメントありがとうございます。
FXは値動きが大きくなる分、分割数も増えるため管理が大変です。
最初は株から徐々にステップアップしていってください!