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年利+100%を目指すためのテストトレード【3話目】

こんにちは。ユウタです!

1月、2月は中間圏を推移していたため、3ポジションで軽く動いて利益を重ねる取引をお見せしました。

3月は前回計算した中心価格を見ると高値圏側に上がってきました。
上昇する幅が大きいうちは買いも使って、横ばいになり上げどまったケースでは積極的に伸ばす売りを仕込んでいきます。

3月はTSGの計算だけでなくプライスセクションも交えて戦略を考えてみます。
2月の取引から続けてご覧ください。
 


■ プライスセクションを活用する

先月の流れと同様に、まずは中心価格を計算し、値動きによって生じたズレを補正します。

初月の取引からわかった高値安値をそれぞれ抜き出すと、

6か月以内の高値:1492円(高値更新)
6か月以内の安値:1206円

これを足して2で割ると中心価格となります
(1492+1206)÷2 =1349円

それぞれ上値目安は中心価格から+15%、下値目安は中心価格から-15%と仮定して
上値目安 = 中心価格 ×1.15 =1551
下値目安 = 中心価格 ×0.85 =1146

これを値段の高い順に整列させると以下の通りです。
さらに今回は1551円~1146円の最大幅を4つのセクションに分けます。
今回はセクション【B】とセクション【A】で値動きがあるため、売り(✖)の枚数を少し多めに動きます。

中心価格とボラティリティ
 
    上値目安:1551円 ————-
                【A】
6か月の高値:1492       —–1450円
                【B】 
   >中心価格:1349円 ————-
                【C】
6か月の安値:1206       —–1247円
                【D】
    下値目安:1146円 ————-
 
 


■ セクションへ移る際の流れを見る【3カ月目の取引】

中間圏であるセクション(B)では、
・高値側ではあるが上昇途中であるため買い1つは使う
・売りの連続で逆張りはまだ早い

高値圏であるセクション(A)
・買いを持っても利益金額は少なく反落した時のリスクが高い
・売りを持って短期的に上昇したとしても上げ幅が大きくなければ反落して利益に

という特徴があります。

それを意識しながら1450円以上は売りだけのバランスで取引を進めます。

また、
中間圏であるセクション(C)では、
・安値側ではあるが売り1つは使う
・買いの連続で逆張りするにはまだ早い

安値圏であるセクション(D)では
・売りを仕掛けても上は青天井なので反発した時のリスクがでかい
・買いを持って短期的にさらに下落しても利益になりやすい

という特徴があります。

よって、1240円以下では買いだけのバランスで取引を進めます。
 

3/1 1,440円

小動き見送り。

3/2 1,432円

小動き見送り。

3/3 1,432円

小動き。ひな祭りで忙しいから見送り。

3/4 1,470円

結婚記念日&嫁ちゃんの誕生日のため見送り。
家族のほうが大切。
上げどまってから売り(✖)でいい。

3/8 1,462円

結婚記念日と誕生日のお祝いで出費が出たので、積極的に回収。
もともと売りを持っていた水準なのでやや低いが妥協案で新規売り(✖)

保有ポジション
 
 
✖1462(400株)<現在値
 
 
〇1307円(400株)
✖1285円(400株)
 
 

3/9 1,445円

小幅下げなので見送り。

3/10 1,382円

節目の1400円を大きく割り63円の下げ。
いったん利益を確定しつつ、ポジションを開けたいので、
3ポジまとめて決済。

保有ポジション
 
 
✖1462(400株)決済
 
 
         <現在値
〇1307円(400株)決済
✖1285円(400株)決済
 
 
損益計算
【1月累計】+60,000円
【2月累計】+56,800円
【3月の利益】
✖1462円⇒1382円(+80、400株)+32,000円
〇1307円と✖1285の損失固定をロスカット
(-22円、400株)-8,800円
 

3/11 1,345円

高値から下向きに推移、下げ止まっていないため探りで売りを仕掛ける。
もともと一番不利な売りが1285円から1345円まで60円引きあがっているため、
思惑が外れて上がっても早めに1400円超えたあたりで買いを持てば全く問題ない。

保有ポジション
 
 
✖1345(400株)<現在値
 
 

3/14 1,312円

30円出ているけど様子見。
✖1345の利益はとってもいいし、買いを持ってもよい。

3/15 1,240円

70円と大きい下げ、しかし売り(✖)を決済して即買い(〇)だと最もハイリスク。
しかしセクション(D)の安値圏であるため積極的に買いも持ちたい。
よって、売りを決済せずに有利な買いを仕込む。

保有ポジション
 
 
✖1345(400株)
 
 
〇1240(400株)<現在値
 

3/16 1,355円

下げ幅以上に大きい+115円の上げ、こういった通常の2倍以上の反発はトレンド入りしやすいので、買い増し。✖1345の利益を取っておけばよかったと考えるのは結果論。

保有ポジション
 
 
〇1355(400株)<現在値
✖1345(400株)
 
 
〇1240(400株)
 

3/17 1,357円

小動き見送り。

3/18 1,450円

さらに約90円ほど続伸。勢いが強いので外す覚悟で買い(〇)増し。
買い側に偏っているので。
1420まで下がったら早めに売り(✖)を持ち、〇1355を決済。
上がった場合も〇1450をすぐ決済し、1450円以上なので売り(✖)を仕込む。

保有ポジション
 
〇1450(400株)<現在値
 
 
〇1355(400株)
✖1345(400株)
 
 
〇1240(400株)
 

3/22 1,500円

上げ幅が+50円と縮小したため、プラン通り〇1450を決済して新規売り(✖)。
この時点で、ポジション全体で含み益であるため、いつでも手仕舞いできる有利な状況。

保有ポジション
 
✖1500(400株)<現在値
 
〇1450(400株)決済
 
 
〇1355(400株)
✖1345(400株)
 
 
〇1240(400株)
 
損益計算
【1月累計】+60,000円
【2月累計】+56,800円
【3月の利益】
✖1462円⇒1382円(+80、400株)+32,000円
〇1307円と✖1285の損失固定をロスカット
(-22円、400株)-8,800円
〇1450円⇒1500円(+50、400株)+20,000円
 

3/24 1,590円

さらに節目価格を超えて高値更新。3つ目の売りは上げどまってから持つ。
※例年のボラティリティ30%よりも大きい銘柄だということがわかる※

3/25 1,592円

1600円手前で止まったのを確認してから、安値圏から伸ばしてきた買いを決済する。
✖1345の近くには〇1355を残してきているので含み損を抑えることができている。

保有ポジション
  <現在値
 
✖1500(400株)
 
 
 
〇1355(400株)
✖1345(400株)
 
〇1240(400株)決済
 
損益計算
【1月累計】+60,000円
【2月累計】+56,800円
【3月の利益】
✖1462円⇒1382円(+80、400株)+32,000円
〇1307円と✖1285の損失固定をロスカット
(-22円、400株)-8,800円
〇1450円⇒1500円(+50、400株)+20,000円
〇1240円⇒1592円(+352、400株)+140,800円
 

3/28 1,597円

上げどまったため、新規売り(✖)。

保有ポジション
✖1597(400株)<現在値
 
✖1500(400株)
 
 
 
〇1355(400株)
✖1345(400株)
 
 

3/29 1,570円

✖1597の利益が30円以上出ていないので見送り。

保有ポジション
✖1597(400株)
        <現在値
✖1500(400株)
 
 
 
〇1355(400株)
✖1345(400株)
 
 
損益計算
【1月累計】+60,000円
【2月累計】+56,800円
【3月累計】+184,000円
✖1462円⇒1382円(+80、400株)+32,000円
〇1307円と✖1285の損失固定をロスカット
(-22円、400株)-8,800円
〇1450円⇒1500円(+50、400株)+20,000円
〇1240円⇒1592円(+352、400株)+140,800円
 
【含み損益】-23,200円
✖1597円(+27、400株)
✖1500円(-70、400株)
〇1355と✖1345で損失固定(-10、400株)
※含み損は決済せず持ち越して取引します※
 
【累計利益】+300,800円
 

1月、2月とは対照的に大きな値幅で続落、続伸するトレンドの強い相場でした。
エントリーしたその日のはすぐ利益にならなくとも、
流れの強さを見て大局が見えていれば、冷静に値幅を広げてリスクコントロールができます。

焦って利益を取らずじっくり伸ばす。
その基準としてプライスセクションが、誤差はあれど、全体を見るカギになっているのは確かです。

3ヶ月目で+30%。
世界的に有名な投資家さんウォーレン・バフェット氏の年率で+23%程度と言われていますので、
あなたもこのやり方を覚えたら世界トップクラスの運用利率を誇るトレーダーですね。

4月へ続く~