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年利+100%を目指すためのテストトレード【まとめ・取引比較】

こんにちは。ユウタです!

先の記事では、私の取引を1日ごとに振り返りどのような取引で利益を上げていくのかをお見せしました。ここからは「どのような銘柄」の「どんな値動きで」「どうやって利益を出したのか」皆さんが最も知りたいロジックの部分を総括してお見せしたいと思います。

また、トレーニングの後の成果を振り返って改善点を発見する方法、コンサル生が実際に受けている内容の一部も限定で公開します。
 


■ このトレードの銘柄は~かつて初心者の私が勝てなかった国際石油開発帝石

今回トレーニングで使用したのは国際石油開発帝石【1605】の2011年の株価です。
かつて2014年に原油暴落で含み損を大きく抱えた年と同程度の値動きで、平均的な値動きといえます。
手法の特性上、TSGのボラティリティと同程度の年は平均的な利率になるので生徒さんにも伝えてある年利60%であれば簡単に達成できます。
値動きの特徴としては小動きもみ合いをしてから材料が出ると、一方向に流れが生じやすい銘柄といえます。
 

 


■ 月末のポジションだけでも内容がわかる

以下に、先ほど図で示したポジションバランスのほかに私の月末時点での保有ポジションを値動きに重ね合わせた図を用意しました。
これによって視覚効果でポジション間の距離を正確に測ることができるため、振り返りが明確な数値基準を使ってできるようになります。
 

 

 

ユウタのトレード3-1ミドルリスク型
【1月~3月】
初動は中心価格のずれがあるため3ポジションまでで動いてます。
また、1ポジション目を仕掛けたら一回のリスクを価格の―10%まで許容して、焦ってポジションを持たないようにしています。
ポジションが利益を出す可能性がある距離に現在値がある場合は必要以上に不安になる必要はないです。
【4月~5月】
高値圏に売りを仕掛けて利益を伸ばすポジションと、小動きの利益を積極的に拾っていくポジションの使い分けをしています。
ポジションの割合としては〇1-✖3で売り(✖)中心に動いています。
同じ売りでも役割を割り振ることで多様な値動きに対して機会損失を避けることができます。
【6月~8月】
高値圏から一転大きく下がって安値圏へ移動。この時はチャンスで売りを持っていなかったため、あまり大きく利益は取れていませんが、大切なのは利益を出せない位置にポジションを置き去りにしてこないということです。
下げ止まってから今度は〇3-✖1で買い(〇)中心に動きます。
【9月~11月】
安値圏で小動きが多いため、積極決済用のポジションとして特定の条件下で売りもうまく使います。
安値圏では買いの上でのみ売りを打つこと。
【12月】
1年間トレード頑張ったので基本バカンス。
相場自体も年末にかけて薄商いになるため、値動きが生まれにくい。
よって見送りました。
 
総合評価
最大パフォーマンスの半分も出せていないので、もうちょっと頑張りましょう。
伊達に1,000年分シミュレーションやってませんが、気を抜いたら腕がなまるので注意してください。
教えることのできる立場としてどんな動きにも対応できて当然です。
※得意なテクニカルを使わずに、値幅と節目の価格だけでもこの程度の利率であれば簡単に出すことができます。※
 


■ コンサル生の取引を見てみよう


1人目:hakuさん(年利+16.4%)

hakuさんは様々な投資系情報商材を買ってはノウハウコレクターになっていた方です。ノウハウの蓄積だけではやはり身につくものがないと感じ、私のコンサル受講を決めてくださいました。
 

 

取引検証
ボラティリティの正確にはわからない月からポジションを増やしすぎています。通称『ポジポジ病』。
中心価格付近から近距離でポジションを持つため、流れに逆らった逆張りとなっており、抱えたリスクの割には薄利に甘んじているといえます。
大きい値動きに変わっても小動きを取る戦略のみを選んでいるため、利益を伸ばす機会を失っているのがもったいないです。
 
改善提案
・待つことを覚える。
・中間圏セクション【B】【C】ではポジションを増やさないようにして、決済中心で減らしながら動く。
・大きい動きが出てから動くだけで有利な位置でポジションを持ちやすくできる。
 


2人目:ayaさん(年利+45.2%)

ayaさんは、10倍株を推奨する他の投資系セミナーに参加されて、暴落時に資産を減らしてしまった経験をお持ちの方です。下がった場合の重要性がわかるようになり、信用取引に挑戦中です。手作りお菓子おいしかったです。
 

 

取引検証
初動からポジションが増えるが、価格帯の動きに合わせて決済中心に動いています。※後出しじゃんけんができているイメージ※
7月の大きな下げでも、下げ止まってから売りを決済して、中心価格から低い位置を買い中心に攻めることができている。
小動きを積極的に決済しているが、買い方だけでの取引なので利益効率が少し下がっています。
 
改善提案
・よくわからない動きで手出ししていないのでデッドポジションは作らない【Good】。
・ボラティリティが見えているが必要以上に憶病になっている。
・低い位置でも買いの上であれば売り(✖)を持つ。
 


3人目:sumiさん(年利+61.5%)

気さくで話しやすいsumiさんいつも気づかいの心を忘れず、僕のほうが勉強になっているくらいです。投資に関しては全くの初心者からスタートしましたが素直な性格で変な癖がつくこともなく順調に習得されました。あとは実弾で待つメンタルが課題です~。
 

 

取引検証
大きな動きでデッドポジションを作ることなく、利益をしっかりと伸ばしてから取る取引ができています。
同一方向の値幅を80円とルールよりも広めに間隔をあけてポジション取りをしている。そのためより広い範囲を取りこぼしがなく追えている。
セクション【A】【D】で有利なお宝になるはずのポジションも小動き決済しているときがある。
 
改善提案
薄利決済がないので良いトレード。値動きの大きい時期とそうでない時期の切り替わりが見えるようになると、さらに利益率は伸びる。
初心者から株を始めた方に目指してほしいお手本のような取引で、このペースを乱さず継続するべし。

 


4人目:miyaさん(年利+98.0%)

ロマンスグレーかつ上品な風貌のmiyaさん。かっこよすぎです。最初のころは平均単価の計算もできなかった方が半年で90パーセント利率を出すようになりました。心を落ち着かせて見送りをする。方針を一貫して貫く姿勢は他のコンサル生の規範となっています。
 

 

取引検証
初動から1~2ポジションしか使わず、余計なことを全くせずじっくり待って利益を取ることができています。
セクション【A】からの下げと、セクション【D】からの上げを集中的に狙って、エントリーが特徴です。
複数ポジションを重ねてまとめて利益を伸ばして取っている。つまり大きい動きに強く小動きが長く続く時期は利益が出しにくくなる弱点もあります。
 
改善提案
自身の性格を理解した上でのブレのないトレードといえる。
今後は目標金額を安定して取るために小動き決済を全体の3割程取り入れて、
動きが小さい時期のトレードを取り入れる。
 


5人目:tamiさん(年利+118.4%)

225先物から株に挑戦してくれたtamiさん。初めて会ったころは225は【22000円で止まる】と予想を中心の取引でしたが、レクチャーで資金管理の重要性に気が付き、私の利率を超えて来るようになりました。
 

 

取引検証
常に有利な位置の買い(〇)か売り(✖)を保有していて利益を伸ばして取っています。
値幅の感覚が広いため選択肢が増え、的確な答えをその都度引き出している素晴らしい動きといえます。
中間圏、特に中心価格付近ではポジションを取らない傾向が強いです。
 
改善提案
利益の取り方は申し分ないレベル。このままこのパフォーマンスを継続できるように頑張るべし。
このまま全ての技術を身に付け、”tami-full”の称号を手にする日も近い!
 


■ まとめ~裁量取引は自分の本質と向き合うこと

これまでのブログや今回の取引解説をご覧いただいて、あなたには相場の本質が見えてきたと思います。
損を認めたくない”気持ち”が敗北につながっているということが。

言い換えると【損を止めることができない】という行動の原因は、【損したくない・損を認めたくない】という人間的な感情によるものです。
時間の影響による焦りや含み損に対する不安が負けを引き寄せているのです。

一方で、勝っているトレーダーは【損は早く止め・利は大きく伸ばす】を実践できています。
優位性のあるポジションも決済せずに残すことでその後の選択肢が増え、リスクを避けつつ利益を狙いに行けるようになります。
私自身、この有利なポジションを残す習慣が、通常のノーポジションの状態に比べて一歩踏み込んだ利益追求の形ができるようになると、

終値ベースのトレーニング【1000年分以上】続けて気づきが得られました。
その過程で最も大切だったものは、
『自分の性格と本能に向き合うこと』だったと感じています。

ノウハウは知っていても『感情のコントロール』『欲のコントロール』ができずに退場していく個人投資家が後を絶ちません。
目先短期間で何億も手にした方は軒並みショックで生き残れず退場しています。

このブログを通じて、あなたには【自分と向き合う=取引を振り返る力】を身に付けていただければ幸いです。

これまで、長い時間お付き合いいただきまして本当にありがとうございました!

最後にブログの感想など気軽に質問していただければ幸いです。
 
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